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2019.01.23



運賃はどこまで上がるの?

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

さて、新年のご挨拶に伺わせていた折に、「松本さん、世の中、運賃はどこまで上がるのでしょうか?」というご質問をいただきました。
将来的な輸送コストの予測が立たないため、現状はどうしても対症療法(熱いから冷ます)に限られてしまい、処理にかかる時間が増大することで物流部(車両確保)や営業部(納期調整)が疲弊しているそうです。
一番の困りごとは「価格が読めない」に尽きるそうです。確かに明確な指標がなければ何が正解かわかりませんので、行動がとりにくいです。
ただ残念ながら、原価割れが続けば供給量が減っていくことは自明ですが、将来は「この水準に落ち着く」ということをハッキリと申し上げることができません。
しかし、ザックリと、いくつかのモデルをお示しすることはできます。
※ただし、ここでは、あくまでも「一つの理論上」でのことに留めます。

<その壱>輸送需要だけが減るケース

一番、考えにくい(あるいは考えたくない)ケースですが、リーマンショック級の需要ショックが起きるとすれば、輸送コストの上昇は一時、停止するものと考えられます。
ただ、このようなことはそうそう起きることではありませんし、緊急の財政金融が発動されるため、短期で元の経済に戻っていきます(痛みはあります)。

<その弐>輸送需要は横ばい、輸送力のみ減少するケース

人口減少は始まっておりますので、総需要は減っていくと予測されますが、ここ数年の多くの方の肌感覚は「出荷はさして増えてもいない、減ってもいない。いやいや弊社は前年割れ。けど、なぜかトラックだけがない」だと思います。
よく「肌感覚は間違いが多く非効率の追求に走る」と、偉い先生は口をそろえておっしゃります。確かにその通りです。
が、事実としての「出荷はさして増えてもいない、減ってもいない。いやいや弊社は前年割れ。けど、なぜかトラックだけがない」を否定するものではありません。
戻しますと、その肌感覚は事実としては正しいと言えます。この状況が継続した場合の動向が最も気になるところだと思います。
それは、個々のプレイヤー(業界全員)の「この条件でいくらなら求められるだけの供給ができる」が全体としてどの水準で落ち着くかになります。(運送会社は数量調整ができます)
例えば、全プレイヤーが「原価割れでは受けない」を選択しようものなら、平均で50%以上は上がることになりそうですが、消極的に「細く長く」を選択すれば平均で40%前後だと思います。企業としてあってはならないことなのですが、「どんぶり勘定」を続けるのであれば平均で20%前後と予測します。

<その参>輸送需要も輸送力も減るケース

これは、①需要<供給、②需要≡供給、③需要>供給、のいずれかに落ち着きます。
①の場合は運賃上昇が落ち着き、継続期間によっては下がると思います。しかし、各指標で定量的に見れば、供給減少は加速することが予測されますので、また同じ問題に頭を悩ませることになると思います。
②の場合は、価格が硬直的になります。ただし、同様に定量的にみれば、その価格での再生産が難しくなり、同じ問題に直面することが考えられます。
③の場合は、現状と同じような運賃値上げの圧力が続きます。


以上が、単純な需給モデルからの答えですが、あくまでも「一つの理論上」でのことです。そのレール上を走っていれば、誰しもそうなります、ということをお示しさせていただきました。
日本だけでなくアメリカもドライバー不足が深刻化しており、運賃が日本以上に上昇しておりますが、アメリカも同じ「上記理論」に基づいた取引が主流のようです。上がって当たり前、といった状況です。

では、ただただ、値上げを受け入れるしかないのか?というと、そうとも言えません。

数ある理論は経済の一部を抜き出したものであって、たとえ絶対法則であったとしても、人為的なアプローチ(別な理論)によってその作用を加速すること(価格上昇)も、遅らせること(価格抑制)も可能です。

弊社では、そうした確固たる理論と事実に基づき、お客様にいくつかのプランを提示させていただき、お客様にとって最良のご選択をお客様自身にしていただく、ということを得意としております。
お気軽に、松本まで、お問い合わせくださいませ。


 新規車両の投入も検討いたします。お気軽にご相談ください。

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